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2012年7月8日
「カンガルーケア」容体急変も 安全対策徹底呼びかけへと題して報道されました。
7月8日(日)19:00?19:30、NHK ニュース7で報道されました。
カンガルーケア中に容体が急変した例が、2010年の1年間で21人に上ることが、専門医で作る学会の調査で明らかになりました。
内容は以下の通りです。
東京都内の病院では、カンガルーケア中に必ず以下のことをしている。
・助産師が付き添い、気道を確認する。
・モニターを付けて、呼吸状態と脈拍を監視する。
日本赤十字社医療センター 副医院長「だっこしていると、赤ちゃんは気持ちいいので泣かない。呼吸しているのか、わかりにくい。万全の体制で見守ることが必要。」
カンガルーケア中に容体が急変し、重い障害を負ったり、死亡することがある。他にも転落事故もある。
日本周産期・新生児医学会の会合が7月7日にあった。
アンケートを行った結果、580の施設から回答があった。2010年1年間でケア中に容体急変が21人、安全マニュアルを設けず は69%。
注意点の案は、以下の通り。
・呼吸状態を常に監視する。
・母親に十分説明し、同意を得る。
専門家「カンガルーケアを行うのは、初めて母親の外に出て呼吸する、劇的な変化の時期。不安定な時期に行うケアなので、見守る方と、ケアを行う母親の両方が、よく知ること。ちゃんとした手順に従えば、安全に行える。」
急変21人とありますが、これは2010年1年間だけの数字で、さらに580の施設というのは全国の1/4でしかないようです。本当はもっと、多いはずですので、早急に改善していただきたいです。